前回の記事では求人広告ライターの仕事内容やその特徴についてお話ししました。
今回はいよいよ求人広告ライターになることの“メリット”についてふれていこうと思います!
たかが求人広告、されど求人広告。文章のトンマナや言葉遣いはそのまま応募効果に繋がります! ガタガタで誤字ばかりの求人では「この会社大丈夫?」という印象に繋がり、応募が減ってしまう危機。 コマ広告であっても丁寧に作成することが大切です。
ライターは原稿1本に何日も掛ける時間はないため、嫌でも多くの経験を積むことができ、成長も早いです!
勤務時間や時給、福利厚生、待遇だけでは広告は完成しません。 元になる情報を文章に書き起こし、限られたスペースに効果的に配置する必要があります。 コツは実務の中でしか学べませんが、世に出ている多くの求人を読んだり、 自分が応募したくなった求人を見返すことで、なんとなく流れはわかるはずです。
ときにはたくさんの魅力を羅列するより、一つの魅力に特化した構成の方が効果的だったりと、 実は非常に奥が深いんです!
構成力を磨いていくうえで自然と磨かれるのが論理的思考です。 数をこなすうちに「応募が来る求人」と「応募が来ない求人」が明確になってきます。 そこには打ち出し手法の失敗・待遇の魅力不足・仕事内容の曖昧さ・特定の年齢層への訴求不足etc…と 様々な要因や理由が存在します。
これらは各企業・求人媒体によってすべて異なり、 事前に予測しなければ大変な事態にもなりかねません。あらゆる角度から足枷となる要素を取り除き、 それをメリットに変えていくためには、冷静に情報と状況を整理する論理的思考が必要不可欠なんです。
ボリュームの大きい中途採用求人を作成する際には、取材が必要となる場合があります。 これはハードデータだけでは見えない仕事の魅力や実際の職場環境、 スタッフのリアルな声などをヒアリングするために行われます。
数をこなすことでコミュニケーションスキルやコンサルティングスキルなど、 ビジネスマンとして需要の高い素養を身に付けることが可能です。このスキルはWEBライターやルポライター、 雑誌編集者等にも必須となりますので、経験を積んでおいて損はないです!
取材の際にはインタビューのほか、写真の撮影も並行して行われます。 プロのカメラマンにお願いすることも稀にありますが、基本的にはこれもライターの役目です。
主に集合写真や仕事中の風景などを撮りますが、その際の構図の決定や指示出しもライターが行います。 これが意外と難しく、普通に撮るだけでは動きのない、味気ない写真が出来上がってしまいます。 全体的なバランスの良さ・臨場感・表情・角度など、求人に限らず様々な雑誌や写真広告を見ることで、 その場その場に適した構図が自然と浮かぶようになります。
デザイナーが別にいる企業もありますが、多くの場合はライターが画像の作成も兼務します。 画像のリサイズはもちろん、Photoshopやillustratorを使用した明るさ調整・文字入れ・切り抜きなどの画像加工も必要となるため、 ソフトの操作が出来ない方はイチから学んでいくことになります。
あくまで求人に使用するサイズの画像のため、 最低限のスキルでも問題ありませんが、これらはクリエイティブ系職種では必須レベル。 仕事の合間に様々な加工に挑戦することも可能なため、 基礎~応用までスピーディーに操作を身に付けたい方にオススメです。
以上、6つの身に付くスキルをご紹介しました。
求人広告ライターって、なんとなく小さい広告に数十文字の短いキャッチを入れている…的なイメージがありますが、
実際は大違い!大きい広告も含めると結構大変なことをしているんです(笑)
求人広告ライターを極めた結果…
パーフェクトな人材へ成長することができるんです!
事実、私の周りにいた求人ライターの中には「小説家志望」「ライターの傍らで小説を出版した方」 「絵本作家だった方」など、かなりクリエイティブな方々もいらっしゃいました。
「えー、求人広告ライター…? もっと面白い記事が書きたいのに…」 なんて思わず、様々なスキルを学ぶ“修業の場”としてこの仕事を活用するのも一つの手! 少しでも興味がある方はぜひ一度チャレンジしてみることをオススメします!