【絶対に応募が集まらない求人】の特徴、教えます。

衝撃的なタイトルで始まった本日のお話。

求人広告制作マンとして長年経験を積んでいると、 様々なメーカーや代理店が制作した広告を目にする機会があります。今回はライター歴約8年の私が確信する “絶対に応募が集まらない求人”の特徴を極秘にご報告。 もしかしたら貴社も高い料金を払って効果ゼロの求人を掲載しているかも…?

誤字や意味不明な表現が数ヶ所ある。

これはもはや求人以前、国語力の問題です。
ちょっとした誤字が1ヶ所とかであればまだ許せますが、2ヶ所・3ヶ所…。 挙句の果てには「しょおじき」「ふいんき」「ぶっちゃけ」「それでわ」など、 口は悪いですが“賢くない表現”が使われていたら「この会社大丈夫?」ってなりますよね。

少なくとも私は正しい言葉遣いも知らない会社には絶対に応募したくありません! 「これはライターの力不足のせい!うちは悪くない」とか思っていませんよね? 求人にOKを出した掲載企業側も責任は同じです!忙しいからと言い訳をせず、 掲載前にしっかり原稿をチェックする事をオススメします。

若手が欲しいのに応募資格が「業界・業種経験5年以上」

専門職やベテランを求めている場合は仕方ありません。
ですが20代~30代前半が欲しいのに、 経験5年以上を求めるのは正気の沙汰ではありません。 「この仕事は難しいから少なくとも5年以上はないと!」という方もいますが、 考えてみてください。

経験1年だけど売上1位だった営業と、 5年間ギリギリ目標達成していた営業…ポテンシャルがそもそも違いますよね? はっきり言って同じ仕事を5年以上続けている20代~30代前半なんて希少です。 転職者の現実を知りましょう。経験年数で実力を図る時代はとっくに終わっています。

内定までがメチャクチャ長い。

【書類選考⇒面接⇒内定】というのが一般的な流れですが、
中には【書類選考⇒適性検査⇒筆記テスト⇒一次面接⇒二次面接⇒最終面接】と、 果てしなくハードルが高い求人も存在します。数百・数千件の応募が来るような大手企業や管理職の募集ならまだしも、 これを中小企業・平社員募集で行うと絶望的です。

待遇がとんでもなく良いならワンチャンありますが、 そうでなければ絶対に応募は集まりませんし、奇跡的にあってもほぼ途中で離脱されます。 転職者は常に10社は並行して応募していると思ってください。 一瞬の隙に他社に浮気されてしまいます。悲しいですが転職者も人生が掛かっているんです!

社長の顔が恐い。

「そんなのどうしようもないじゃん!」と思われるかもしれませんが、大丈夫。 求人に顔を出さなければ良いだけの話です。いくら内面が良くても、 求人はビジュアルでしか伝わりません。 悪いことは言いませんので、写真には現場の若い社員さんを出しましょう。

深く言うと色々問題ですが、“写真映えする方”を集めるだけで効果は全然違います! 「顔は怖いけど実はすごく優しいんです!」というギャップ効果を狙うのはありですが、 かなりのエピソードがなければやはり「恐い」が勝ちます。写真に写ってくれる人が一人も居ないなら、 フリー素材を使用する方がまだ良いかもしれません…。

駅からメチャクチャ遠いのに会社のサポートが何もナシ。

もうこれはどうしようもないんですが、最寄り駅から職場まで徒歩20分・30分なんていったら 、応募する人の方が珍しいです!ただでさえ通勤ラッシュがしんどいのに、 駅を降りて数十分歩くなんてウォーキングマニアぐらいしか惹かれません! せめて車・バイク・自転車通勤OKにしましょう。 自社の駐車場がなければコインパーキング代支給とか、バス代支給でも良いです!

とにかく通勤が不便にならないよう具体的に記載しましょう。 「地元の人が集まればいい」と思考停止してしまったら、 こちらは一切責任が取れません。都合よく地元に住んでいて、スキルも持っていて、 現在進行形で転職活動をしている人なんて数えるほどしか居ませんよ。転職市場を舐めすぎです!

まとめ

色々と厳しい現実を記載してきましたが、求人広告で多数の応募を集める事って本当に大変なんです! お金を掛ければ良いというわけでもなく、出せば効果抜群な“時期”があるわけでもない。 会社目線ではなく、まず少しでも転職者の目線に立って、出来上がった自社の求人広告を見てみてください。

「自分だったら応募するか?」という疑問に少しでも「NO」がチラついたら、 メーカーや代理店と相談すること!そしてときには会社全体で応募を集めるために色々妥協することも大事なんです。 求人を出せば応募が来る時代はとっくに終わりました。今は理論とテクニックで、 一人の転職者を複数企業が奪い合う時代…。この荒野を乗り切るためにも、企業と作り手が手を取り合い、 本当に求められる求人を生み出していくことが大切です!

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